日本語教育学校支援事業

平成20年度 日本語指導担当教員研修
 7月23日、日本語指導担当教員研修が、大阪府教育センターで開かれました。
 今回のテーマは、OPIテストの紹介を軸としたもので、80名近くの教員、教育サポーターが参加し、楽しく、そして熱のこもった研修が行われました。
 OPIテストとは、全米外国語教育協会で開発された汎言語的な会話試験。最長30分のインタビューによる試験で、10段階に分けて言語能力を評価します。この間、いくつかの府立高校にはいって在籍する渡日生徒を対象に試験が行われてきました。
 今回の研修では、こうしたOPIテストの結果も使いながら、日本語教育・母語支援について考えました。
 さて、研修会の講義は次の三つでした。
  『外国にルーツを持つ子ども〜現状から見えてくること』(国立国語研究所・野山広さん)
  『エンパワリング・チルドレン〜バイリンガル教育から見た日本語支援・母語支援』(東ミシガン大学教授・桶谷仁美さん)
  『OPIとは何か?〜授業でいかせるOPI〜』(イーストウエスト日本語学校副校長・嶋田和子さん)

 講義に引き続いて、『OPIで身につく教師力』というグループワークも行われました。
 朝の10時から夕方の5時まで。長い研修でしたが、集中がと小切れることなく、参加者は熱心に取り組んでいました。
 今回は教育サポーターの方も多く参加し、教員とサポーターの交流が図られたことも大いに意義あることでした。
参加者の感想
◆教員と教育サポーター合同の研修会だったので、ワークショップなどを通して互いに意見交換でき、交流にもなったので良い研修会だったと思います。 また『語る』ことの素晴らしさと必要性を感じました。『聴く』『待つ』ことがあって、始めて『語る』ことができると思いました。 そして『語る』ことで自分をエンパワーメントすることになることを学んだ。
◆毎日、生徒と話している中で、『何』を『どう』教えるかということについてはいろいろ考えていますが、『何故』ということはあまり考えてこなかった気がします。また『何故』と考え始めると、なかなか答えが出なくて、深い深い穴の中に入っていく気がします。しかし今日のOPIについての講義の中で、やはり『何』を『どう』教えるかばかりを考えていてはだめなのではないかという気がしてきました。新しい発見があって良かったと思います。
◆参加して良かったです。 OPIの理念を知ることができて良かったです。『語る』ことの大切さ、『聴く』ことの大切さ、『待つ』ことの大切さ、『柔軟性』の大切さを肝に銘じて・・
◆研修会の教室の雰囲気は学生時代の教室と感じが良く似ていて懐かしかった。全然長く感じなかった研修会でした。なぜなら3人の講師の話は今後の教育サポート活動や私の言語生活にも役にたつと思います。本当に大変良かったです。心から感謝しています。
◆いろんな人と話すことができて、嬉しかったです。知り合いの人と久しぶりに会い、これからも繋がっていきたい。通訳の仕事や教育サポーターとしてがんばれるように、足りないことを学べたと思います。
国立国語研究所 野山広さんの講演 東ミシガン大学 桶谷仁美さんの講演 イーストウエスト日本語学校 嶋田和子さんの講演
グループに分かれてのワーク。
教員と教育サポーターが一緒になって論議。